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▲今野敏『義珍の拳』集英社文庫、2009年

 

 “義珍”とは、松濤館流の事実上の開祖であり、日本空手協会の初代最高師範の船越(富名腰)義珍先生のことです。この文庫本は、唐手から空手に、沖縄から本土へと発展していく、空手に対する先生の思いを“小説”風にまとめています。

 複雑な空手道界の源流を理解するうえでの格好の入門書となっており、日本空手協会として結集、発展していった背景を垣間見ることができます。この本が面白いと感じたら、立派な「空手バカ」です。